C3Dは、すべての子どもを夢中にするプログラミング ツールを作りたいという思いから、カナダ・バンクーバーで開発されました。
バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州では、2016年からプログラミング 教育が必須になりましたが、多くの子ども達にとってプログラミングはつまらないクラスと思われていました。
絵を描くのが好きな子ども、お話を作るのが好きな子ども、そんな子ども達も楽しみながら学べるためにはどうしたらよいか、教師兼女性プログラマーの大河内知子は悩んでいました。
そのころ、開発者のジェイソン・マダーは交通事故で1年間療養生活を送っていましたが、ベッドで塞ぎこむより、自分の二人の娘が喜んで使うプログラミング ツールを作ろうと思い立ち、当時まだ試用段階だったWebVR技術を使いブラウザ上でバーチャルリアリティがプログラミングできるツールを作りました(ジェイソンはこのことをTEDx Talkで話しています)。
2018年、大学に職場復帰をしたジェイソンが大河内に会い、二人は意気投合。C3Dは産声をあげました。
C3Dを取り入れたカナダの学校では、クラス全員が夢中でプログラミングをする様子に先生達が驚き、生徒の創造力とプログラミングを組み合わせるC3Dのアプローチは絶賛されています。